森保ジャパンの〝救世主〟になるか 好調キープの海外組選手たち

シュツットガルトで活躍する遠藤航(左=ロイター)

海外組の大不振が森保ジャパンを悩ませている。2022年カタールW杯出場を目指す日本代表は3月から再開予定のアジア2次予選に照準を合わせる中、今季欧州クラブでプレーする主力メンバーが苦戦。エースと呼ばれるFW大迫勇也(30=ブレーメン)を筆頭にMF南野拓実(26=リバプール)、MF中島翔哉(26=アルアイン)は低迷が続き、“日本の至宝”MF久保建英(19=ヘタフェ)も覚醒しきれていないままだ。

だが好調をキープする海外組もいる。中でも注目はベルギー1部シントトロイデンでブレークしているFW鈴木優磨(24)だ。今季はスタメンに定着し、3試合連続ゴールを含めて早くも2桁得点をマーク。欧州で苦戦するストライカーが多い中で結果を出しており、自身初となる日本代表入りが期待されている。

フランス1部ストラスブールのGK川島永嗣(37)もシーズン途中にレギュラーに昇格し、ベテランながら奮闘。また、ドイツ1部シュツットガルトのMF遠藤航(27)も評価を高めている。守備的MFとして高い戦術眼を持ち、1対1の場面で強さを発揮。地元メディアではビッグクラブへのステップアップが報じられたほどだ。

イタリア1部のボローニャでプレーするDF冨安健洋(22)は昨季までの右サイドバックから本職のセンターバックに戻り、存在感を示している。同1部ACミランからも獲得オファーが届いたように、近いうちのビッグクラブ入りが確実視されており、日本代表でも守備の要として活躍してくれそうだ。

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