神奈川で13人死亡187人感染 12月以来200人下回る

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で2日、新たに13人の死亡と10歳未満~90代の男女187人の感染が確認された。感染者のうち90人の感染経路が不明。1日の新規感染者が200人を下回ったのは、昨年12月21日の188人以来。

 横浜市が死亡を確認した4人のうち、30代の男性はてんかんの基礎疾患があり、1月30日にけいれん発作と発熱で救急搬送され、陽性と分かった。新型コロナ感染症が誘因となったけいれんの持続が死因という。

 90代の女性2人はクラスター(感染者集団)が発生した港南台病院(港南区)の患者と市内の介護老人保健施設利用者で、80代男性は利用者1人が感染した通所介護施設に通っていた。

 川崎市が死亡を確認した80代の男性3人のうち、1人はクラスターが発生していた幸区の有料老人ホームの入居者。1月16日に陽性と判明し、入院していた。

 ほかに相模原市で70代男性1人、藤沢市で90代女性2人、県で70~90代の男女3人の死亡が報告された。

 横浜市内では、3人の陽性が確認されていた高齢者グループホームで新たに職員1人と利用者2人の感染が分かり、市はクラスターが発生したと認定した。

 横須賀市内では、クラスターが発生している市立うわまち病院で40代の女性看護助手が感染。同病院の感染者は計58人になったほか、短期入所生活介護施設「愛加那」で利用者の80代女性が感染、同施設の感染者は計27人になった。

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 在日米海軍横須賀基地司令部は2日、1月29日以降新たに関係者9人の感染を確認したと発表した。同基地の現在の感染者は88人。

 横浜刑務所は2月2日、50代と60代の男性受刑者計2人が新たに感染したと発表した。同刑務所関係の感染者は計119人となった。

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