マルセイユ・ビラスボアス監督が辞任申し出!「お金がほしいわけではなく、ただ去りたい」

ビアスボラス監督(ロイター)

日本代表DF長友佑都(34)と同DF酒井宏樹(30)が所属するフランス1部マルセイユのアンドレ・ビラスボアス監督(43)は2日、クラブに辞任を申し出たことを明らかにした。

チーム成績の低迷により、サポーターがクラブハウスを襲撃するなど不穏なムードが高まっている中、指揮官はランス戦(3日)に向けた記者会見で「クラブに辞表を提出した。今はクラブからの返事を待っている。お金がほしいわけではなく、ただ去りたい」と語ったという。

マルセイユが冬の移籍市場で指揮官の同意を得ないままFWオリビエ・エンチャム(24)を獲得したことに怒り心頭とし「私が下した決定ではない。エンチャムは私が『ノー』と言ったプレーヤーです。ウェブサイトで(獲得を)知った」とし「経営陣は私に物事の最終決定権を与えなかった」と理由を説明した。

マルセイユは昨季リーグ2位となり、出場した今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で1次リーグ敗退。今季のリーグ戦は9勝5分け6敗の勝ち点32で9位に低迷している。ビラスボアス監督は試合に向けて「準備は理想的ではありませんが、経営陣が私に去るように言うまで、私はただ続けます」とコメントしていた。

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