大和「ふれあい広場」のバーベキュー禁止 ごみ不法投棄後絶たず

2月からバーベキューを禁止した「ふれあい広場」。火気の使用で焦げ跡が残るテーブルもある=大和市上草柳

 神奈川県大和市は2月から、ふれあいの森(同市上草柳)内にあるふれあい広場でのバーベキュー利用を禁止した。ごみの不法投棄が後を絶たないための措置で、恒久的に利用を禁止する。

 市によると、ふれあい広場は広さ約4100平方メートル。引地川に面し、桜の名所にもなっている。大和駅から比較的近く、休日にはバーベキューに訪れる人が少なくないという。

 2018年ごろから、残った食材やアルコール類の空き缶・ビンなどを植え込みに放置したまま帰るマナーの悪い利用者が目立つようになった。お花見などの行楽シーズンには、軽トラック1台分以上のごみ処理を強いられることもあったという。

 バーベキュー中に音楽を流す利用者もいて、騒音問題も深刻化。外国語を併記した注意喚起の看板を設置するなどしてきたが、改善はみられず、バーベキュー行為の禁止に踏み切った。

 市内では、引地台公園(要予約で有料)、ゆとりの森(同)、泉の森ふれあいキャンプ場(要予約で無料)の3カ所でバーベキューが可能で、市は利用を呼び掛けている。

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