香川真司獲得に動いたPAOKオーナーの〝マンU愛〟

香川はPAOKオーナーの〝推しメン〟だった(ロイター)

ギリシャ1部PAOKが元日本代表MF香川真司(31)の獲得に動いた裏には、オーナーの〝マンチェスター・ユナイテッド愛〟があった。

3日のギリシャ杯6回戦AEラリッサ戦で新天地デビューへの期待が高まる香川だが、PAOKが熱心に香川へラブコールを送ったのは名物オーナーのイバン・サビディス氏が関係していた。
ギリシャ紙「メトロスポーツ」は「サビディス家のマンチェスターへの愛情が、香川をPAOKへと後押しした」と報じた。

同紙によると「サビディス家の次男ニコスは〝赤い悪魔(マンチェスターUの愛称)〟の熱狂的なファンだ。息子だけでなくオーナー自身もファンであり、インタビューで彼が『マンチェスターUの友人である』と明かしたこともある。特に彼は(元監督の)アレックス・ファーガソン卿の崇拝者だ」。サビディス氏を始めオーナー一家が〝マンUブランド〟にぞっこんで「これは香川が来た理由だけでなく、FWディミタール・ベルバトフも連れてきている」と指摘。かつてマンチェスターUでエースとして活躍した元ブルガリア代表のスターFWをPAOKに引っ張ってきたことがあるように、香川も名門でプレーしたブランドが熱烈オファーにつながったようだ。

こうした背景から香川はすでにオーナーの〝推しメン〟で、新天地での活躍に注目が集まっている。

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