侍ジャパン稲葉監督「田中将は北京を戦った同志」熱い思いを受け取った

石井監督(右)と話す稲葉監督

日本代表エースの座は間違いなしか。侍ジャパンの稲葉篤紀監督が3日午後、沖縄・金武の楽天キャンプを視察。日本球界復帰が決まった田中将大投手について、満面の笑みで思いを語った。

楽天復帰の一報について「非常にうれしいニュースでしたね。まさかという気持ちでしたし、日本球界にとってもとてもいいことだし、ジャパンにとっても非常にうれしいニュースだと思います」と喜んだという稲葉監督は、1月30日の記者会見で田中将が語った「東京五輪で金メダルを」という言葉が「非常に重いといいますか、北京(五輪)を戦った唯一の同志ですから。悔しさというものを持っていることも伝わりましたし、このジャパンに対する熱い思いも伝わってきました」と胸に響いたという。

石井監督と言葉を交わした際には「(田中将は)ジャパンに対する思いは強いよ」と伝えられたそうで、今後は「(田中将と連絡は)まだ取っていません。まずは球団と連絡して、コミュニケーションをとっていきながらやっていきたい」。侍ジャパンの大黒柱を担ってくれそうな男への期待感からか、終始笑顔が絶えなかった。

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