RISE 原口健飛VS白鳥大珠 コロナ禍で思わぬ黄金カードが実現!

白鳥大珠(右)と原口健飛-

立ち技打撃格闘技「RISE」が4日、都内で緊急会見を開き、コロナ禍により「RISE ELDORADO 2021」(28日、横浜アリーナ)への海外選手招聘が難しいとして、国内の選手のみで大会を行うことを決定。既出のカード変更と併せて発表された。

冒頭で伊藤隆代表(50)が「年末に大会の開催を発表したが、まだ新型コロナウイルスの影響で外国人選手の入国が困難という判断をした。海外選手との試合は行えないことになったが、国内選手のみで最高のマッチメークで『RISE ELDORADO』の名に恥じない大会にしたい」とあいさつした。

会見にはともにタイ人選手との対戦がなくなった2020年「DEAD OR ALIVE」トーナメント優勝の原口健飛(22)と、19年「WORLD SERIES」優勝の白鳥大珠(25)が出席。この2人のトップ選手が激突する。

昨年のトーナメント決勝での対戦が予想されていたものの、白鳥の準決勝敗退で実現しなかった。ファン待望のカードに、白鳥は「正直トーナメントで負けて、まだやるタイミングじゃないと思っていたが、状況が状況なので話が来て即決した。僕としたらチャンスでしかないので、全力で奪いに行く」と力を込めた。

迎え撃つ形の原口は「伊藤代表から話が来て『早すぎるやろ』と思ったが、団体が困っている時に貢献できないのは本当のチャンピオンじゃないと思ったので受けた。やれることはうれしいので、笑顔で返り討ちにしてやろうと思う」と余裕を見せた。

なお、プロ野球元西武投手でキックボクサーに転向した相内誠(26)のデビュー戦相手、デリゲルムルン拳信王(31=モンゴル)は、もともと日本にいるということでそのまま行われる。

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