ヘタフェが久保建の完全移籍を画策も…レアルが拒む〝希望に満ちた理由〟

MF久保建英

冬の移籍市場でスペイン1部レアル・マドリードから日本代表MF久保建英(19)を期限付きで獲得したヘタフェだが、完全移籍での獲得については「不可能」との認識を示した。スペインメディア「COPE」が報じた。

同クラブでスポーツ・ディレクターを務めるアンヘル・マルティン氏は久保だけでなく、バルセロナから期限付き移籍でMFカルレス・アレニャ(23)についても完全移籍で獲得したい考えを持っているという。「アレニャのバルサとの契約はあと1年なので(こちらの)提示額が(バルサの売却希望額に)届けば、あとは選手の気持ち次第だ」と移籍金の交渉に持ち込むことは無理筋ではないと踏んでいる。

だが、久保の話になると一気にトーンダウン。「久保については不可能だ。なぜなら、レアル・マドリードは買い取りオプションもつけてくれない。レアルは久保に多くの希望を持っている」と早くも白旗だ。

Rマドリードが1月の移籍市場で久保のレンタル先をビリャレアルからヘタフェに変えたのも、すべては久保の実戦機会を増やし、将来的に〝白い巨人〟の主軸を担ってほしいと考えているから。今回のヘタフェ移籍は改めて久保の価値の高さを実感させられるものとなった。

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