ソロとしての歌手としても独り立ちしそうな北村匠海

俳優としても活躍する4人組ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル・北村匠海が、3月24日に発売される作曲家・筒美京平さん最後の本人公認トリビュートアルバム「筒美京平SONG BOOK」に参加することが追加発表された。

北村は1971年に故尾崎紀世彦さんが歌って日本レコード大賞を受賞した国民的名曲「また逢う日まで」の歌唱を担当。レコーディングを終え、「一番届いてほしいのは同世代のみんな」とコメントを寄せている。

「23歳の北村だが、同世代で北村がカバーした曲をあまり知る人はいないだろう。しかし、北村がボーカリストとして曲の魅力を伝えることで、カラオケで“北村バージョン”の同曲を歌う人が増えるのでは」(音楽業界関係者)

歌手としての北村の経歴だが、2008年2月と3月にNHK「みんなのうた」で放送された「リスに恋した少年」で歌手デビュー。

11年にダンスロックバンド・DISH//のメンバーとなり、バンド内ではリーダーとメインボーカルとギターを担当。

音楽活動を行う中、北村の歌唱力の高さを印象付けたのが、17年8月16日に10作目のシングル「僕たちがやりました」のカップリングに収録された「猫」だった。

作詞・作曲はシンガー・ソングライターのあいみょんが手掛けたが、発表された直後はしばらく話題にならず。

しかし、アーティストたちが一発撮りで曲を歌唱した動画を公開するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で昨年4月29日に披露されたアコースティックバージョンが話題に。

4日の時点で再生回数は9785万回で1億回突破も時間の問題。昨年の「日本レコード大賞」では、「猫~THE FIRST TAKE ver~」で大賞候補の「優秀作品賞」を受賞したのだ。

ソロシンガーとしての本格始動が待ち望まれる。

© 株式会社ジェイプレス社