立民・枝野代表 森会長の更迭拒否に呆れ顔「論評するのも、情けない」

枝野幸男代表

立憲民主党の枝野幸男代表(56)は4日、国会内でぶら下がり取材に応じ、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の〝女性蔑視発言〟について「論評するのも、情けない」と呆れ返った。

枝野氏はこの日に行われた衆院予算委員会の菅首相に対する質疑で、「森さんの首に鈴をつけられるのは総理しかいない」と森会長の更迭を要求した。

しかし、菅首相が「詳細については正直承知していない。スポーツ分野においても女性の参画は、大事であることは揺るぎがない」との答弁でかわしたことでさらに不満が募ったようだ。

森氏が〝女性蔑視発言〟を陳謝するも自身に辞任の意向がないことは、海外メディアにも続々と報じられ、世界中に広がっている。

枝野氏は「世界のみなさんが知ってしまっているという状況は、非常に残念です。ある意味、危機だと思っています。その状況を菅総理は認識されていないようだ。危機感を共有してほしいと思います」と話した。

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