【キネマ旬報】主演女優賞・水川あさみ「『喜劇 愛妻物語』はビビビと運命的なものを感じた」

主演女優賞の水川あさみ

映画賞「第94回 キネマ旬報ベスト・テン 授賞式」が4日、東京・渋谷区の「Bunkamura オーチャードホール」からオンライン配信された。

コロナ禍により、同賞史上初となるオンライン配信形式で行われた。司会は悪性リンパ腫に罹患し、闘病生活を送っていたフリーアナウンサー・笠井信輔アナ(57)が2年ぶり15回目の司会を務めた。

主演女優賞には映画「喜劇 愛妻物語」「滑走路」で主演した女優・水川あさみ(37)が選出された。

水川は「ありがとうございます。『喜劇 愛妻物語』はビビビと運命的なものを感じ、絶対にやりたいと思っていました」と喜びを語る。

両作品とも母親を演じた。「どちらも極端に超えているので、自分の範ちゅうを超えているので演じがいがありました」と振り返る。

主演男優賞には映画「アンダードッグ」主演しの俳優・森山未來(36)が選ばれた。

授賞式は欠席。「この作品にかかわってくれたみなさんに感謝しかありません。コロナの状況もいろいろありましたが、11月に公開することができました。映画も含めて、エンタメの世界がどう変容していくのか分かりませんが、僕は変わりませんね。フラフラしている人間で流動的に生きているので。これからもかろやかに生きていけたらいいなと思います」とメッセージを寄せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社