【競泳】佐藤翔馬「いいレース」渡辺一平「目標はクリア」 お家芸の平泳ぎが混戦模様 

ライバル対決を制したのは――。競泳のジャパンオープン(4日、東京アクアティクスセンター)が開幕。男子100メートル平泳ぎ決勝は、佐藤翔馬(19=東京SC)が59秒67秒で優勝。渡辺一平(23=トヨタ自動車)は59秒75で2位だった。

序盤から両選手がハイペースで泳ぎ進める展開。最後は猛追する渡辺を振り切った佐藤がハイレベルな戦いを制した。レース後には「やっぱりジャパンオープンで優勝できたのは自分の中ではうれしかった。今後につながるいいレースだった」と満面の笑み。東京五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)に向け、大きな弾みをつけた。

対する渡辺は「僕自身、59秒出せたことが5回くらいしかない。(昨年)12月の日本選手権よりもタイムを上げることもできている。59秒台を出せたので目標はクリア」と納得の表情を浮かべた。

大会最終日(7日)には、最終種目として200メートル平泳ぎが行われる。日本のお家芸との呼び声高い平泳ぎ。残り半年を切った東京五輪を前に、強敵同士で切磋琢磨し続ける。

© 株式会社東京スポーツ新聞社