【新型コロナ】4日の神奈川、男女14人死亡 224人が新たに感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で4日、新たに14人の死亡と10歳未満~90代の男女224人の感染が判明した。うち91人の感染経路が不明という。

 横浜市内で死亡した5人のうち、70代女性はクラスター(感染者集団)が発生した市立みなと赤十字病院の患者。80代の男女2人は、それぞれ濃厚接触者で、70代男性2人は感染経路が分かっていない。

 川崎市内で亡くなった女性は都内在住で、1月21日に市内の医療機関に入院。23日に陽性が判明し、転院先の医療機関で今月3日に死亡が確認された。

 横須賀市内で死亡した80代女性は市立うわまち病院の入院患者で、90代男性は特別養護老人ホーム「湘南ホーム」に入所、80代男性は短期入所生活介護施設「愛加那」の利用者。

 茅ケ崎市で死亡した女性は、クラスターが発生した市内の病院に新型コロナ以外の疾患で入院していた。

 鎌倉市の80代男性は1月2日に陽性が判明し、入院。症状が軽くなったため別の病院に転院したが、今月4日に死亡。相模原市の男性は1月9日に陽性が判明し、今月1日に亡くなった。海老名市の男性はクラスターが発生した綾瀬市内の介護老人保健施設「メイプル」の入所者で、1月15日に死亡した。海老名市の別の男性は同16日に陽性が判明し、今月3日に肺炎で亡くなった。

 ◇

 横浜刑務所は4日、30代の男性刑務官と、20~90代の男性受刑者13人の計14人が新たに感染したと発表。同刑務所関係の感染者は133人となった。

© 株式会社神奈川新聞社