【新型コロナ】18日神奈川県内 5人死亡、957人感染 横浜刑務所でも新たに51人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で18日、新たに5人の死亡と10歳未満~90代の男女957人の感染が明らかになった。うち、感染経路不明は535人。入院患者のうち、重症者は17日現在で103人。

 亡くなった相模原市の100歳代の女性は、クラスター(感染者集団)が発生した市内の高齢者グループホームの入所者だった。海老名市の80代男性と70代女性もクラスターが発生したオアシス湘南病院(同市)の入院患者だった。ほかに、平塚市の90代女性、川崎市の70代男性が亡くなった。

 寒川町議の50代女性の感染が判明。町議会事務局によると、町議は6日に登庁したが、濃厚接触者はいないという。

 クラスターが発生している厚木市の愛光病院で新たに職員1人の感染が判明し、同院の感染者は計106人となった。横浜市では三つの高齢者施設で職員らの感染が判明し、市は新たにクラスターと認定した。

 県は陽性者として公表していた大和市の40代女性と横浜市の50代男性について重複計上していたとして、取り下げた。

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 横浜刑務所(横浜市港南区)は18日、20~70代の男性受刑者46人と20~60代の職員5人の計51人が新たに感染したと発表した。重症者はいないという。すでに感染が確認されていた39人と合わせ、陽性者は計90人になった。

 同刑務所はクラスターの発生を受け、感染の有無で受刑者らの収容区域を分ける隔離措置を実施。刑務作業は当面の間、中止している。他の刑務所から応援職員の派遣を受けて対応に当たっている。

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