後藤田氏に続き自民・泉田裕彦氏が森会長に引退勧告「辞職すべきです」

泉田裕彦氏

自民党の泉田裕彦衆院議員(58=元新潟県知事)が5日、ツイッターを更新。〝女性蔑視発言〟で世界中からひんしゅくを買う東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)に引退勧告した。

泉田氏は「森大会組織委員会会長の『女性蔑視』発言は、国益を損ねています。謝罪会見も、反省の気持ちは見えませんでした」と厳しく指摘すると、手綱を緩めず「後藤田議員も指摘されている通り、森会長は日本のために辞職すべきです」と、世界に悪印象をまき散らす〝老害〟を叩き切った。

森氏は総理経験者で、清和会(細田派)の〝重鎮〟。同派閥は小泉純一郎、安倍晋三総理を輩出し、政界に大きな影響力を持つ。野党はここぞとばかり森氏を〝口撃〟しているが、与党の歯切れは悪い。

泉田氏は昨年、検察庁法改正案の強行採決に反対の意を表明した直後、国家公務員等改正案を審議する衆議院内閣委員を外されたことが、記憶に新しい。

与党では〝カミソリ後藤田〟こと政界のご意見番だった故後藤田正晴氏を大叔父に持つ後藤田正純衆院議員(51)が、森氏に「邪魔です!」と引導を渡している。

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