西武移籍の吉川光は〝両にらみ調整〟で首脳陣アピール

西武・吉川光夫

金銭トレードで日本ハムから西武に移籍した吉川光夫投手(32)が6日、フリー打撃に登板した。打者2人にストレートのみ、40球を投げた吉川は「まずストライクゾーンの中にしっかり投げられたのでよかった。まだ変化球を投げていないのでこれから投げていければ」と納得の表情だった。

吉川光は、第1クールから3日連続ブルペン入りするなど精力的に投げ込みを続けている。その理由を問われた左腕はこう明かした。

「しっかり球数も投げられるところを見せながら、先発も中継ぎもできるところを見せられれば。まだ(投手コーチとは)話をしていないので、どちらでもできるように。球数が少ないところから多く(投げる)ということは難しいので、先発をするつもりで調整してリリーフ、というのはまだ融通が利くのかなと思う」

2012年のパ・リーグMVP左腕は、今後も先発、中継ぎどちらにも対応できる〝両にらみ調整〟でアピールを続けていく。

© 株式会社東京スポーツ新聞社