藤浪 vs 佐藤輝! 阪神「剛 対 剛」の新旧ドラ1対決が7日の紅白戦で実現

阪神・藤浪(左)と佐藤輝

剛球でねじ伏せるか、怪力で打ち砕くか――。7日の阪神春季キャンプ紅白戦で、藤浪晋太郎投手(26)と、ドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(21=近大)の直接対決が実現することになった。

6日の練習終了後、報道陣の取材に応対した矢野監督が「晋太郎と佐藤輝を別のチームに分けた。(藤浪は)2イニング投げさせる予定なので、対戦することになると思う。佐藤輝にとっても(自身の)現状がどうなのか見えてくると思う」と明言。昨季、自己最速となる162キロをマークした藤浪と、4球団競合の末、阪神に入団したアマナンバーワンスラッガー・佐藤輝の対決となれば話題性は十分。新型コロナ禍の中、現地まで足を運べないファンのために虎将が粋なはからいを講じた格好だ。

〝決戦〟を前に虎の新旧ドラ1も意欲を燃やした。藤浪は「佐藤輝は(バッティングの)ツボを持っているタイプかなと思う。『そこに投げちゃいけない』っていうポイントがあると思うので、そのへんは意識したい。フリーバッティングを見た野手の方からも『(佐藤輝は)すごい』と聞いているので、楽しみにしてます」。

佐藤輝も「(藤浪は)今までに見たことのないピッチャーだと思う。長い手足からすごく速い球が出てくる。自分のスイングができるようにしたい」と腕をぶす。

〝剛〟対〝剛〟のパワー対決はどのような化学変化を起こしてくれるか、注目が集まる。

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