【カーリング】藤沢五月「冬の競技以上に夏の競技の方々は…」五輪巡る複雑な思い明かす

藤沢五月

カーリングの日本選手権(8日開幕、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、前日練習が7日に行われ、平昌五輪で銅メダルを獲得した女子「ロコ・ソラーレ」の藤沢五月(29)は「去年の日本選手権よりも成長した姿を見せられるように、自分たちらしくプレーしたい」と意気込みを示した。

「ロコ・ロラーレ」が今大会で優勝すれば、北京五輪の代表に内定する。ただ、新型コロナウイルス禍が終息するメドは立っていないことから「正直そこまで深くは考えていない。私たちの冬の競技以上に夏の競技の方々はいろんな思いを抱えていて、五輪に向けて準備している」と言葉を選んだ上で「まずは日本選手権をどういうコンディションで迎えられるかを一番に考えてきた。すごくいい状態でこの会場に入れているので、全力でやることが一番かなと思う」と決意を述べた。

今季は海外に遠征できず、国内トップチームや地元のクラブチームと対戦しながら、実戦感覚を磨いてきた。「常に私たちは事前準備を考えてやってきた。あとはどれだけアイスに馴染めるか。アイスリーディングがすごく大事になってくる」とポイントを挙げた。

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