低調続く久保建を現地紙がバッサリ「すべての幻想は消えた」

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)がチームとともに低調続きで窮地に立たされている。

久保は6日のセビリア戦で4試合連続で先発出場したが、見せ場がないまま後半14分にベンチへ下がった。スペイン紙「アス」は試合後に「後半は守備のサポートが欠けていた」などと微妙な評価をくだしていたが、一夜明けて特集記事を掲載。久保をバッサリと酷評した。

「MFカルレス・アレニャ(23)と久保建英のサインによって生み出されたすべての幻想は、短期間で消えた」と同じタイミングで加入した同僚とともに、厳しく糾弾された久保。加入後2試合は下位相手に連勝して好スタートを切ったが、直近の3試合は2敗1分けと3試合未勝利。

「ゴールの問題が解決できず、以前よりも守備が脆弱なようだ。サンマメス(1月25日に対戦したビルバオの本拠地)ではすべてがバラバラになり始め、今週土曜のセビリア戦ではゴールがなく、守備の安全性もなかった。タケとアレニャは、サンチェスピスフアン(セビリアの本拠地)では、どちらも良いレベルでプレーできなかった」と同紙は分析。強豪との対戦では期待された攻撃面でチームに貢献できず、課題だった守備のもろさを露呈していると指摘した。

ヘタフェ加入直後は大きな期待を寄せられていただけに、結果が出ないことで日本の至宝が批判の的になりつつある。

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