横須賀海洋少年団「応援しよう」 半世紀の歴史も団員減少 有志が「友の会」

横須賀海洋少年団への支援を呼び掛ける道家さん=横須賀市内

 子どもたちが海に関する知識や技術を学ぶ「横須賀海洋少年団」の活動を支援しようと、有志による「友の会」が発足した。かつては100人を超えた団員も習い事の多様化などで年々減少。活動資金の支援に加え、新入団員を集める手助けも行う。

 横須賀海洋少年団は1965年に発足し、50年を超える歴史を持つ。シーカヤックでの海上訓練や手旗信号の訓練、ロープワークなどの体験を通じて海に親しみ、幼児から高校生までの育成に力を注いでいる。

 最盛期には140人の団員がいたが、習い事や部活動、進学などで活動から離れるケースが相次ぎ、現在は10人を切るまでに。危機感を覚えた団長の道家(どうけ)一成さん(72)らが「多くの人に支援してもらえるシステムを作り、立て直しを」と友の会を立ち上げた。年会費(個人3千円)を募って活動資金に充てるほか、海洋少年団をPRする活動も行い、新たな団員の獲得につなげる。

 海洋少年団の活動は、学校を超えた友人との出会いや、子どもの視野を広げることに役立つという。道家さんは「少年団の存在を知らせることで、関心を持ってもらえれば」と話す。

 問い合わせは、道家さん電話080(1305)1298。

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