【新型コロナ】8日の神奈川、14人死亡、新規感染者は121人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で8日、新たに14人の死亡が確認された。新規感染者は10歳未満~90代の男女121人で、うち52人が感染経路不明。

 県によると、亡くなった大和市の90代女性は、感染した同居家族の濃厚接触者として1月29日に陽性と判明、自宅療養中の2月5日に死亡した。入院の要否を判断するスコアは「入院相当」だったが、寝たきりで既往症があったことなどから家族や在宅医との相談で自宅療養になったという。

 また、横浜市の80代女性は1月25日に発症。27日に同居親族の陽性が判明し、今月1日にPCR検査を受けた。2日に状態が悪化し、自宅で死亡。同日、かかりつけ医の往診中に陽性が分かった。

 横須賀市で死亡が報告された70代女性は、クラスター(感染者集団)が発生している通所介護施設の利用者。寒川町の70代男性もクラスターが起きた病院に新型コロナ以外の疾患で入院していた。

 一方、横浜市で園児ら4人が感染していた認可保育園で職員2人の感染が判明、市はクラスターと認定した。同市内では若草病院(金沢区)と横浜新都市脳神経外科病院(青葉区)で各1人の陽性が判明し、感染者数はそれぞれ40人と44人になった。

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