キンコン西野〝プペル美術館〟完成するのか 吉本退社で不足額10億円!

本当は笑っていられない!?

吉本興業を電撃退社した「キングコング」西野亮廣(40)が、自身の地元・兵庫県で計画している美術館の建設が危機に瀕していると、9日発売の「女性自身」に報じられた。吉本の強力な後ろ盾を失って資金難に陥りそうで、着工されておらずいまだに更地だという。だが、西野はすでに、このプロジェクトのために1億円の資金を注入済み。それでも「10億円足りない」と言われていて――。

マネジャーが次々に交代するなどの対応に、吉本への不満を積もらせていた西野は、吉本とのマネジメント契約を1月30日付で終了した。現在は、個人事務所NISHINO(以下、N社)で活動している。

今後、注目を集めそうなのが美術館計画だ。

自身が描いた絵本が原作の映画「えんとつ町のプペル」は、興行収入18億円のスマッシュヒット。この作中の世界観をリアルに再現した〝プペル美術館〟を自身の出身地である兵庫県川西市に建設し、町おこししようとしている。

本人は昨年4月に放送されたフジテレビ系のバラエティー番組「直撃!シンソウ坂上」に出演した際、N社の資金を投入して美術館建設用の土地を川西市内に購入したことを告白。金額には触れていないが、「会社(N社)が潰れかけた」と笑い飛ばした。

「番組では土地の購入額は明かされませんでしたが、実際の金額は1億円超です。西野さんはN社のスタッフたちに知らせないまま、つぎ込んだそう。『1億で買っちゃった』と、ケロリと事後報告したから、スタッフたちは仰天したんです」(知人)

また、今月9日発売の「女性自身」によれば、この土地は約350坪だという。これは、平均的な学校の体育館1棟分の広さにあたる。

土地はすでに購入済み。あとは上物、つまり美術館の建設だ。この建設費の一部は、吉本がプロデュースするクラウドファンディング(CF)で、2400人から6256万円をすでに調達している。

だが「女性自身」によれば、美術館建設は着工されておらず、現地は今でも更地のままだという。

さらに、土地を担保にして西野が吉本から最大3億円まで貸付してもらえる、いわゆる根抵当権が設定されているそうだが、西野は吉本を退社したためこれ以上の貸付は望めそうにないという。

このままでは、建設が進むかどうか怪しい状況になってきた。前出の知人は「建設費の総額には、当初の計画からまだ10億円ほど足りないと言われています」と苦笑交じりに明かした。

西野は、自身のオンラインサロンで「信者」とも称されている熱狂的な会員から、年間8億円以上を徴収する〝錬金術〟を駆使しているが、10億円となるとさすがにハードルが高い。今後は建物の簡素化など建設費を下げることになるかもしれない!?

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