室井佑月氏 五輪ボランティア事業の〝闇〟を告発「デマじゃないんだよ」

室井佑月

美人作家の室井佑月氏(50)が9日、ツイッターを更新。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会・森喜朗会長(83)の女性蔑視発言を受け、ボランティア辞退が相次いでいることに絡み、ボランティア事業の〝闇〟を暴露した。

室井氏は「今回のボランティア辞退の話、何人正式に申し込みがあっての数がまるでないから(8万人っていってるけど)、多いのか少ないのかわからない。ボランティア事業を一手に引き受けている会社が、時給1600円からボランティアとおなじような仕事の求人を募ってるって、それほど集まってないのかな」と疑問を投稿。

さらに「そこの会社、国からのボランティア事業を一手に引き受けているんだけど、いくらで引き受けたか絶対に明かさないから、ボランティアすることがほんとうに正しいことかもわからない」と明かした。

そして「ただ、そこの会社、すっげ売り上げつーか、儲けをあげた」と暴露。「で、そのことを3回くらい書いているけど、社名を出せないのは、校閲も通らないから。なんでだろ」と首を傾げた。

その後も「デマじゃないんだよ。だって、会社名を書くと、大手人材派遣会社に直されてるだけで」と訴え「あたし、広告費とかもらってるからわかれよ、というなら、もう書きたくないし、出たくない」「それは多くの読んでくれる人、観てくれる人を裏切ってる行為。それでご飯食べてきたのに」と作家としての信念を示した。

ボランティア辞退者は現在、8万人中390人と報道されており、全体の0・5%にあたる。自民党の二階俊博幹事長(81)は8日、森氏の続投を支持し「落ち着けば(辞退者の)考えもまた変わる。お辞めになるなら、新たに追加募集する」などと語ったが、「敬意を欠く」と批判の声が上がった。橋本聖子五輪担当相(56)は9日、この発言を「不適切だった」と述べた。

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