森失言で東京五輪ボランティア約390人辞退、問い合わせ約4550件

森喜朗会長

東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、森喜朗会長(83)の女性蔑視発言と「居直り謝罪会見」を受けて、東京大会のボランティア辞退者数、聖火ランナー辞退者数、コールセンター問い合わせ件数を公表した。

組織委によると、8日正午の時点で直近5日間の大会ボランティア辞退者は約390人(8万人に対して約0・5%)、聖火リレーランナー辞退者は2人、コールセンターへの問い合せは約4550件(電話約350件、メール約4200件)だという。

聖火リレーの辞退者にはお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(47)も含まれている。淳は森会長の「田んぼで走ればいいのでは」発言に違和感を感じ、辞退をすることを発表している。

森会長は3日の日本オリンピック委員会(JOC)評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言し、国内外に波紋を広げていた。

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