巨人・岡本和が〝大脱線〟独演会「韓国ドラマを見るコツを教えましょうか?」

韓流ドラマについて熱弁を振るった巨人・岡本和

やはりタダ者ではない。巨人の宮崎春季キャンプは9日で第2クールを終了し、岡本和真内野手(24)が〝自由人モード〟を全開にした。

宮崎キャンプでの主将も務める主砲は、2冠王の座にアグラをかくことなく連日バットを振りまくり、ユニホームを泥だらけにしながら守備練習にも打ち込んでいる。それでも岡本和は疲れもみせず「順調ですね。ケガもないので、練習もちゃんとできていますし」と手応え十分といった様子だ。

この日は侍ジャパンの稲葉監督も視察に訪れた。日の丸への思いについて「それは背負ったら言います」と胸の内にとどめたが「(東京五輪が)開催されれば、自分自身もトップチームに選ばれたいという思いもありますし、シーズンの結果も左右してくると思うので、しっかり目の前の試合を頑張って、その中で選んでいただけたら光栄だなと思います」と殊勝に語った。

だが、これで質疑応答を打ち切るような男ではない。コロナ禍のキャンプで練習時以外はほぼ宿舎に缶詰め状態。何をして過ごしているのかを聞くと、ネットフリックス(動画配信サービス)で「遅いんですけど、ハマりだして…」と韓流ドラマに夢中になっていることを明かした。「愛の不時着」に始まり「『梨泰院クラス』を1回見たんですけど、もう一回見直そうと思って見て、第2クール(6日から)が始まってから『キム秘書はいったい、なぜ』を見終えました」と、どこか誇らしげだ。

すると、今度は話しているうちに〝韓流熱〟が高まってきたのか?自ら「僕の韓国ドラマを見るコツを教えましょうか?」と独演会がスタート。「韓国ドラマを見るコツは、それを見て次!という人がいるじゃないですか。それって連続で見るからダメなんですよ。(1つのドラマを見終えて)ちょっと間を。1日、2日空けて…極端に言えば1週間くらい空けて新たな気持ちで見ないと。1時間20分くらいあって、しかも字幕じゃないですか。目が疲れるんですよ」と熱弁は止まらない。

「シリーズは3、4日間で一気に見ます。その後に次の面白い作品を見ても途中でやめちゃうじゃないですか。そこで1週間くらい空けないと。メリハリです」(岡本和)

ひとしきり持論を展開しまくると、最後は「(これが)僕の中ではキャンプの総括です」と野球とはまったく関係ない内容ながら、まるでキャンプを打ち上げたかのようなコメントで独演会の幕を閉じた。

こうした奇想天外な言動も岡本和の大きな魅力の一つ。ちなみに、春季キャンプは28日まで行われる。

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