野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)が10日、ソフトバンク宮崎春季キャンプ(生目の杜運動公園)を視察。代表候補を数多く抱えるチームとあって、キャンプ地を精力的に回った。
代表でも軸となることが期待されるリハビリ組スタートの柳田、千賀とも挨拶を交わし、まずはシーズンでの活躍を願った上で五輪での共闘を求めた。若手主体のB組にも足を運び、右肩の不調で出遅れている周東の動きもチェック。複数ポジションをこなし、唯一無二の機動力を誇る韋駄天にも代表入りの期待をかけた。主力組のA組では2019年「プレミア12」世界一メンバーの松田、甲斐らのハツラツとした姿に熱視線を送った。
また、前代表監督の小久保ヘッドコーチとも積極的に言葉を交わし「非常に気にかけてくださって心配もしてくださる。『こっちも応援しているんで』と、いつも励ましの言葉をいただいています」と感謝した。工藤監督とも約30分の情報交換。かねて熱いサポートを受ける王球団会長からは「ぜひ野球で金メダルを、という言葉をいただきました」とエールを送られた。