女子テニスの世界ランキング３位・大坂なおみ（２３＝日清食品）が１０日、全豪オープン（メルボルン）の２回戦で同４３位のカロリーヌ・ガルシア（２７＝フランス）を６―２、６―３のストレートで破り、３回戦進出を果たした。
この日はセンターコートのナイトセッション第１試合に登場。第１セットは最初のゲームでいきなり３本のサービスエースを叩き込む最高の立ち上がりを見せた。第４ゲームをブレークして優位に立つと、５―２の第８ゲームでは相手のダブルフォールトにも助けられ、すんなりとセットを奪った。
第２セットに入っても勢いは止まらない。ストロークではバックのダウンザライン、クロスとストレートを織り交ぜたフォアのウイナーを連発。さらに時速１９５キロという男子顔負けの強烈サーブで相手を圧倒した。第６ゲームをブレークし、３―５で迎えたサービングフォーザマッチ（キープすれば勝利）の第９ゲームは１０本目のサービスエースで締めくくり、フランスの実力者を完膚なきまでに粉砕。試合は１時間１分だった。
これで昨年の全米オープン（優勝）の前哨戦から２つの棄権を挟んで１６連勝。試合後のオンコートインタビューでは「ナイトセッションは久しぶり。勝ててハッピー」と話し、スタンドのファンには「来てくれてありがとう！」と笑顔で応えた。
３回戦では同２７位のオンス・ジャバー（２６＝チュニジア）と対戦する。
