【ボクシング】統一王者アルバレス陣営がネバダ州の興行ライセンス取得 5月に大一番を計画

統一王者サウル・アルバレス(ロイター)

ボクシングのWBA、WBC世界スーパーミドル級統一王者の「カネロ」ことサウル・アルバレス(30=メキシコ)の陣営が、ネバダ州のアスレチック・コミッションから「興行ライセンス」を与えられた。9日(日本時間10日)の米メディア「ボクシング・シーン」が伝えたもので、5月にラスベガスでの興行開催に向けてのものだという。

アルバレスは昨年、ゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)との契約を解消。自身の名を冠した「カネロ・プロモーション」を設立。ラスベガスのあるネバダ州で興行を開催するライセンスの申請を同州のアスレチック・コミッションにしていたのが、9日に担当者5人の全会一致で認められた。

メキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ」の週末にあたる5月8日に計画しているのはWBO世界Sミドル級王者のビリー・ジョー・ソーンダース(31=英国)戦。会場はNFLレイダースの本拠地でもあるアレジアント・スタジアムを予定している。

新型コロナウイルスの影響で、最大7万人収容の同スタジアムに観客を入れることができるかは不透明。今季のレイダースの試合はすべて無観客で開催されたが、有観客となれば2013年にアルバレスとフロイド・メイウェザー(43=米国)の対戦で記録した史上3位のチケット売り上げ2000万ドル(約21億円)の更新なるかも注目される。

ただしアルバレスの次戦は、今月27日にWBC2位のアブニ・イユルディン(29=トルコ)の指名試合が決まっている。

そのわずか10週間後に大一番を見込んでいるとは、よほど自信のある証なのか…。

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