高齢者施設の対策加速 県21年度当初予算案

県の支援を受け、相愛苑が導入した陰圧装置とテント。県は2021年度当初予算案でも補助事業を盛り込んだ=小林市北西方

 高齢者施設での新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を防ぐため、県は10日公表した2021年度一般会計当初予算案で、陰圧装置の導入補助や緊急時の支援体制構築などに計3億7725万円を計上した。ハード、ソフトの両面で対策を加速させる考えで、現場からは「これまでにない次元の対応が求められている。支援を利用しながら予防に努める」との声も聞かれた。

© 株式会社宮崎日日新聞社