【LEGEND】元K―1武居由樹 ヘッドギアなしで元WBO王者・木村翔とド迫力の打ち合い

武居由樹(右)を攻める木村翔

ボクシングの新型コロナウイルスのチャリティーイベント「LEGEND」(11日、東京・代々木第一体育館)、第1試合に登場した元WBO世界フライ級王者の木村翔(32=花形)と元K―1ワールドGPスーパーバンタム級王者で3月11日にボクシングのデビュー戦を控える武居由樹(24=大橋)の両者は、いきなりヘッドギアなしでの本気モードとなった。

この日のイベントは3分×3ラウンドのエキシビションマッチ。安全面を配慮してグローブは試合用の8オンスよりも大きい14オンスを使用。ヘッドギアを付けるかは選手の任意だったが、木村と武居の2人は当然のようにヘッドギアを付けずにリングに上がった。

ゴングが鳴ると、武居が積極的に左を出してペースを握る。採点されないので勝ち負けもないが、武居が体重差を生かしてペースを握った。

試合後に木村から「強かったです。パンチは重いし、すごくセンスがある。ボクシング界を盛り上げてくれる選手だと思います」と絶賛された武居はリング上で「初めまして。K―1から来た武居です」と初々しく挨拶。その後の会見では「もっともっと練習して、無敗のままいきたい。あとは早くベルトが欲しい」と来月のボクシングデビュー以降の抱負を語っていた。

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