【LEGEND】京口紘人が元王者・八重樫氏と激突「むちゃくちゃいい刺激」

八重樫東(左)を攻める京口紘人

ボクシングの新型コロナウイルスのチャリティーイベント「LEGEND」(11日、東京・代々木第一体育館)の第2試合では元3階級王者の八重樫東氏(37)とWBA世界ライトフライ級王者の京口紘人(27=ワタナベ)が拳を合わせた。

3分×3ラウンドのエキシビションマッチで、グローブは公式試合用の8オンスよりも大きい14オンスを使用。さらに京口は3月13日に米テキサス州ダラスでV3戦を控えており、バッティングによる負傷のないよう両者はヘッドギアを着用した。

ゴングが鳴ると2人は接近戦で激しく打ち合う。八重樫氏は現役最後の試合から1年2か月近くが経過しているが、現役王者の京口のパンチにもひるむことなく対峙し続けた。

米国での大一番前に「激闘王」の胸を借りるという貴重な機会を得た京口は「むちゃくちゃいい刺激をいただきました」
と感謝の言葉。

一方、1年超のブランクがあるにもかかわらず王者の相手を務めあげた八重樫氏には試合後「現役復帰もあるのでは?」との質問も出たが「自分よりも後輩が光り輝くべきだと思ってますので」と、やんわり否定していた。

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