バルサ1400億円超の借金返済に〝奥の手〟 MFコウチーニョの出番封印も

MFコウチーニョ(ロイター)

スペイン1部バルセロナが借金返済に〝奥の手〟を使用か。

総額約1400億円超の債務を抱えているバルセロナは、2017年にイングランド・プレミアリーグのリバプールからブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを獲得した際、移籍金1億6000万ユーロ(約203億2000万円)のうち、2900万ユーロ(約36億8000万円)を返済していない。

英紙「デーリー・スター」は、ジャーナリストのジャビ・ミゲル氏の話として「バルセロナは残りシーズンでコウチーニョをプレーさせない準備をしている」と報道。同氏によると、コウチーニョが、バルセロナであと7試合出場すると、リバプールへの支払いが500万ユーロ(約6億3000万円)も増えることが理由という。

現在12試合に出場しているコウチーニョが19試合出場となると、ちょうど、リーグ戦の半分となるが、出場試合数によって支払額が変わる契約のようだ。同氏は「クラブの優先事項の一つは節約することであり、これ以上お金を使いたくない」とし、今シーズン中は起用を見送る可能性があると伝えている。

コウチーニョは昨年末に負った左膝外側半月板の負傷で離脱中。3月中の復帰が見込まれているが、クラブの借金返済のため、実際にピッチに立つのは来季になるかもしれない。

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