都合良すぎ? 地元メディアが「リバプール再建」キーマンにMF南野拓実を指名

サウサンプトン入り初戦で結果を出したMF南野(ロイター)

英メディアがイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに期限付き移籍した日本代表MF南野拓実(26)を、保有元リバプールのチーム再建のキーマンに指名した。

英スポーツ専門ラジオ局「トークスポーツ」は、今季の優勝が絶望的になったリバプールに〝6つの再建策〟を提言。「古く使っていない枯れ木の選手を放出する」「2人のセンターバックを補強する」「けがをしやすい選手の売却を検討する」「DFネコ・ウイリアムス(19)とDFコスタス・チミカス(24)をもっと起用する」「キープレーヤーを売って資金を調達する」などの具体的な提言を行う中、注目すべきは「FWロベルト・フィルミーノ(29)の起用を段階的に減らす」という項目だ。

フィルミーノは特に今季のパフォーマンス低下が指摘されており、今後はレギュラーを剥奪して他の選手を登用するべきと同メディアは主張。その代役候補として、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ(24)とともに南野を指名したのだ。

「リバプールは南野がサウサンプトンで経験を積むことで、アンフィールド(本拠地)に定住するのに苦労している彼が活気づくことを望んでいる。それが望ましい効果をもたらした場合、彼とジョッタはフィルミーノ、FWモハメド・サラー、FWサディオ・マネを脅かす存在になりえる」と指摘し、サウサンプトンで飛躍すれば来季レギュラー争いに加わるとの見通しを示した。

日本の10番が名門でヒーローになるべく、まずはサウサンプトンで研さんを積む。

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