ノアにとって10年ぶりの“聖地帰還”となる東京・日本武道館大会は12日、いよいよ決戦のゴングが鳴らされる。
注目は第2部(午後5時45分開始)のメインでGHCヘビー級王者の潮崎豪(39)に挑戦する“プロレスリングマスター”武藤敬司(58)だ。
これまで新日本プロレスのIWGPヘビー級王座を4度、全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を3度(そのうち2度は化身のグレート・ムタ)戴冠しており、今回ノアの至宝を手にすれば日本マット界の3大シングル王座をコンプリートするグランドスラムを達成する。
これまで2008年9月の佐々木健介(引退)と09年3月の髙山善廣だけが成し遂げており、史上3人目の快挙に期待がかかる。決戦前、武藤は「負ける気がしねえんだよなあ。俺の人生振り返っても、行くテリトリー行くテリトリー、どこのベルトも取ってますからね」と自信をみなぎらせており、偉業達成に視界良好だ。