【新型コロナ】12日の神奈川 高齢者ら3人死亡、新たに154人感染確認 病院や介護施設で拡大

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で12日、新たに3人の死亡と10歳未満~90代の男女154人の感染が確認された。うち47人が感染経路不明という。

 死亡した3人のうち、横浜市内の70代男性は1月14日に陽性と判明。22日に市内の病院に入院したが2月7日に死亡。都内に住む90代男性は1月下旬に市内の病院に入院し、陽性判明。2月10日に亡くなった。愛川町の60代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した県厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の職員。既往症があったという。

 クラスターが発生している秦野市の秦野赤十字病院で新たに医療従事者10人の感染が判明し、感染者は計19人となった。クラスターが発生した相模原市南区の相模大野病院で新たに職員8人、患者6人の陽性が判明、同施設での感染者は計27人となった。

 藤沢市内の80代の無職女性は、クラスターが起きている市内の高齢者施設の入所者で、同施設関連の感染者は41人。横須賀市内の通所介護施設で、利用者の90代女性と50代の女性職員の感染が判明。市は利用者ら約30人を検査する。

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 在日米海軍横須賀基地司令部は12日、同基地で9日以降新たに3人の感染を確認したと発表。同基地の現在の感染者数は47人。

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