「ロマン長崎」新年度の募集中止 コロナで活動見通せず

 長崎市の観光親善大使「ロマン長崎」の選彰委員会は11日までに、新年度ロマン長崎の募集を中止することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大により、新年度以降の活動の見通しが立たないため。
 長崎市や長崎国際観光コンベンション協会などでつくる選彰委は例年2月にロマン長崎を募集しており、2020年度は19人の応募者の中から2人を選んだ。観光PR強化のため19年度の3人も引き続き就任し、20年度は5人体制で活動していた。
 ただコロナ禍に伴い、物産展や記念行事などの活動の場が減少。いまだ感染拡大の収束が見通せないことから、新規の募集は中止することにした。新年度のロマン長崎は、20年度に活動した5人のうち希望者が引き続き務めるという。
 選彰委事務局の同協会は「残念だが、仕方のない判断。引き続き務めるロマン長崎にはこれまでの経験を生かし、コロナ禍を乗り越えてもらいたい」としている。

 


© 株式会社長崎新聞社