BSL4関連22億円を計上 文科省、2021年度予算案

 長崎大が長崎市の坂本キャンパスで建設中の感染症研究施設「バイオセーフティーレベル(BSL)4」について、文部科学省は12日、2021年度予算案に実験棟で使う機器導入費など関連経費として約22億8千万円を計上したことを明らかにした。
 坂本キャンパスであった地域連絡協議会で、文科省の担当者が報告した。同予算案の内訳は、滅菌装置などの機器導入費や研究費などに計約19億6千万円、人件費などに約3億2千万円。これとは別に、実験棟に隣接して新たに建設する研究棟の建築費を20年度第3次補正予算案に計上している。

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