ボローニャDF冨安健洋が攻守に存在感 伊メディアはまたも高評価「非の打ちどころがない」

冨安健洋

イタリア1部第22節の1試合が行われ、日本代表DF冨安健洋(22)が、ホームのベネベント戦に右サイドバックでフル出場。試合は1―1の引き分けに終わったが、積極的な攻め上がりも見せ、イタリアメディアから高評価を得た。

前半2分に先制し、リードして迎えた43分に背番号14が見せ場をつくった。左サイドからのパスが流れてミスになりかけたところを、中央でうまく拾ってそのままドリブルで突進。相手が寄せてくる前にミドルシュートを放った。ボールはゴールのわずか右にそれたが、目の覚めるような弾丸シュートに中継の実況者も「日本人が見せたファンタスティックな一撃だ!」と絶叫したほどだった。

前半終了間際から雪が降り始め、視界と足元が悪くなる中で、ボローニャは後半15分に失点。だが、それ以降は冨安も堅実な守備で貢献し、チームは勝ち点1を獲得した。

イタリアの民放局3局を持つ「メディアセット」は、チーム最高点の6・5点を付け「また素晴らしいパフォーマンスだった。守備は非の打ちどころがなく、攻撃面でも積極的だった」と寸評。「トゥットメルカート」も同じく6・5点で「守りも攻めも良し。ミハイロビッチ監督にとって絶対的な確実性を見せた」と賛辞を並べた。

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