【DDT】上野勇希が坂口征夫を落としユニバーサル王座V3「運が良かっただけ」

坂口征夫を絞め落とした野勇希

DDTのユニバーサル選手権(14日、神奈川・カルッツかわさき)は王者の上野勇希(25)が〝荒鷲2世〟坂口征夫(47)を退け、3度目の防衛に成功した。

前哨戦で打撃と裸絞めに苦しめられた王者は、この日も打撃に大苦戦。神の右膝(ランニング式ニー)でダウンを喫した。その後は裸絞めに捕まり大ピンチを迎えるが、「征夫対策」で〝バカサバイバー〟青木真也(37)から伝授されたように、捕獲された状態から相手の肩をマットにつけてフォールを狙う。

さらに体を入れ替え逆に裸絞めで捕らえ、渾身の力で絞め上げた。征夫が落ちたところでレフェリーが試合を止めた。

試合後、上野は引き揚げる征夫に「僕のチャレンジを受けていただいて、そのおかげでいろいろなものがちょっとつかめたような気がします。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

さらに「今日はちょっとだけ僕の方が運が良かっただけの気がします。何年後かに坂口さんみたいに怖くてすごくて、かっこいい大人になりたい」と誓った。

リングを下りると竹下幸之介(25)とアニメの話題で盛り上がる。最近はまっているのは「HUNTER×HUNTER」と「呪術廻戦」だ。「メンタル的な部分とか、あとは特殊能力を使いたいみたいなあこがれがあるんで、プロレスにおいても特殊能力を使えたらいいですけど。あれぐらい強くてキラキラ楽しい世界にこのプロレスもしていきたいなって」

若き王者がDDTマットを華やかにする。

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