V長崎・米田 先制弾 J1鹿島に1-3 開幕スタメンへアピール

【V長崎-鹿島】1本目12分、V長崎の米田がシュートを決める=宮崎県立総合運動公園

 13日のJ1鹿島とのトレーニングマッチは、球際に激しいシーズン中さながらの熱戦になった。V長崎は1本目の12分に流れの中から先制したものの、終盤に連続失点。ユース選手中心で臨んだ3本目にも追加点を奪われ、計1-3という結果に終わったが、吉田監督は「いい部分もたくさん見えた」と現状を前向きに捉えていた。
 先制シーンは狙い通りの形だった。右サイドを起点にゴール前まで攻め上がり、左サイドバックの米田が長い距離を駆け上がってパスを要求。強烈な左足シュートでGKの手を弾き、ネットを揺らした。開幕スタメンをアピールする25歳が「意図的に数的優位をつくれた」と言うように、攻撃サッカーを掲げる今季のスタイルが垣間見えた。
 失点が自陣でのボールロスト、PK、CKからだった点は反省点。試合を通じてシュート本数も少なかった。米田は「押し込んだときの質を高めたい。イージーな形で失点して、結局勝てていないので、そこは課題」と気を引き締め直していた。


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