マンC・グアルディオラ監督 メッシへの“公開ラブコール”が波紋

マンCのグアルディオラ監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督(50)が、獲得が噂されるスペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)への“公開ラブコール”が波紋を呼んでいる。

今季限りで契約が切れるメッシを巡っては引き留めを図るバルセロナ、獲得を目指すマンチェスターCとフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の間で激しい争奪戦となっているが、メッシの恩師で去就のキーマンとされるグアルディオラ監督による“におわせ発言”が物議を醸している。

英紙「ミラー」は「マンチェスターC移籍の憶測の中で、グアルディオラがメッシに対する巨大なヒントを落とした」と報道。それは13日のトットナム戦で3―0の勝利後の会見で起きた。

グアルディオラ監督は現在のチームの編成に触れつつ「自分で試合の勝利を決めることができる選手が1人もいない。FWクリスチアーノ(・ロナウド=36、ユベントス)、メッシ、FWネイマール(29=PSG)もいない」と個人で試合を左右するほどの破壊力を持った選手の重要性を強調。その上で「私は正直になる。私は毎試合得点が取れたり、時に4ゴールを奪ったりする、こうしたことが実行できるような選手が欲しいんだ。私はそういうことが大好きだ」と決定力のあるストライカーの獲得を熱望した。

3人の名前を並べたとはいえ、今夏の移籍市場に向けた動きを考えると、メッシへの猛烈なラブコールと受け取られても仕方がない。マンチェスターCの指揮官としてついにメッシ獲得を“公言”したとして大きな注目を浴びているのだ。

こうした発言をすれば波紋を呼ぶことは分かっていたうえでの“公開ラブコール”。現在公式戦16連勝と破竹の勢いで2季ぶりのリーグVも見えてきただけに、余裕の表れとも言えそうだ。

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