立ち技格闘技イベント「Krush.122」(2月27日、東京・後楽園ホール)で斗麗(とうま=18)を迎え撃つKrushフェザー級王者の新美貴士(27)がリベンジを誓った。
名古屋市内で練習を公開し、順調な調整ぶりをアピールした。昨年行われた第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントで優勝し、王座に就いた。トーナメントでは圧倒的な手数で攻め続けるファイトスタイルを披露。今回はその攻め続けるスタイルに加え「相手の攻撃をもらわずに、自分だけ攻めることを意識して練習しています」と明かす。
しかも挑戦者の斗麗は2019年9月のK―1大阪大会で敗れた相手。当初、第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントにもエントリーしていたが、右手首キーンベック病を理由に欠場しており、新美はリベンジするチャンスを逃した。
新美は「何でもできて器用な選手。12月の試合を見ても、普通に強くなっていると感じた」と斗麗の成長を認めつつ「自分も前回対戦したときよりも、全体的にレベルアップしている」と胸を張る。
「斗麗選手はトーナメントの優勝候補と呼ばれていて、僕が優勝してチャンピオンにはなったけど、過去に負けている斗麗にリベンジして、堂々とKrushチャンピオンを名乗りたい」
K―1の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.1」(3月21日、東京ガーデンシアター)では同じフェザー級で、K―1王者の江川優生vs椿原龍矢のタイトル戦が組まれた。
Krushの王者である新美は「今は目の前の試合に勝つことを集中しています。もしここで僕が勝てばKrushに相手もいなくなるのかなと思っているので、(江川対椿原の)勝った方とやりたい気持ちがあります」とK―1同級戦線への参戦も見据えた。