「気候非常事態」藤沢市長が宣言 脱炭素化へ神奈川県内3市目

藤沢市の鈴木恒夫市長(資料写真)

 神奈川県藤沢市の鈴木恒夫市長は15日開会した市議会2月定例会本会議で、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボン)をうたった気候非常事態宣言を行った。同様の宣言は県と鎌倉、相模原、小田原の3市が表明している。

 宣言では、ゼロカーボンのほか、風水害対策を強化し気象災害から市民の安全な暮らしを守ることや、気候変動の危機的状況を広く情報共有することなどを盛り込んだ。

 宣言の実行へ向け市は22年度末までが計画期間の市環境基本計画と市地球温暖化対策実行計画について、21年度に前倒しして改定。電気自動車や太陽光発電システムの普及促進、ゼロカーボンをテーマにした講演会や街頭啓発キャンペーンなどに取り組む方針だ。

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