【WWE】EC戦最終出場権を争うガントレッド戦はシェイマスが勝利

ガントレッド戦はシェイマスが勝利(2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ15日(日本時間16日)発】WWEのロウ大会が配信され、6日後に迫ったPPV大会「エリミネーション・チェンバー(EC)」EC戦最終出場権を争うガントレッドマッチ(勝ち抜き戦)は伏兵シェイマス(43)が勝利した。

EC戦はWWE王座戦として行われ王者ドリュー・マッキンタイア(35)、ランディ・オートン(40)、AJスタイルズ(43)、ジェフ・ハーディー(43)、シェイマス、そしてこの日参加を辞退したミスター「MITB」ザ・ミズ(40)の代わりとして出場者決定戦を制したコフィ・キングストン(39)が出場する。

EC戦は金網が囲んだリング内に選手を閉じ込めたガラス箱を設置、時間差で戦うWWEでも屈指の過酷マッチだ。最終6人目の出場権は大きなアドバンテージとなるだけに、本番同様の大混戦となった。

先頭は221センチの超巨漢用心棒・オモス(26)を伴ったAJとコフィ。まずはAJがフェノメナール・フォアアームでダブルヘッダーのコフィを沈めた。3人目には早くも王者のマッキンタイアが登場。王者は執拗なカーフクラッシャーでダメージを負うも、必殺のクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)で3カウントを奪った。

王者は続く4人目のジェフもクレイモアで退けると、5人目は天敵の“毒蛇”ことオートン。ところが試合中に場内が暗転するや、黒い小悪魔ことアレクサ・ブリス(29)の笑い声が鳴り響き、世界中のユニバース(ファン)が視聴する数千のモニター画面が全てアレクサの顔に…。場外でうろたえる毒蛇はリングアウト負けとなった。

最後の6人目はシェイマス。王者はさすがに疲労の色が濃い。背後から急襲されるとそのままペースを奪われ、ブローグキックでまさかの3カウントを奪われた。王者をフォールして最終出場権をゲットしたシェイマスは声高々に「俺がWWE王者になる!」とEC戦での戴冠を宣言。伏兵の勝利でEC戦の行方は混沌としてきた。

「エリミネーション・チェンバー」は日本時間22日、WWEネットワークで配信される。

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