巨人・坂本 岡本和の飛距離に驚がく「すげえ…ムリやわ」

ロングティーの打球を見ながら笑みを浮かべる坂本

巨人は16日から宮崎で調整を続けていた一軍本隊と「S(スペシャル)班」が沖縄キャンプで合流した。

宮崎と沖縄のそれぞれで猛練習を積んできた巨人ナイン。そのなかで坂本勇人内野手(32)の度肝を抜いたのが岡本和真内野手(24)だった。宮崎キャンプでは主将を務め「沖縄に行った時に『おっ!』と思わせるように」とS班に〝対抗心〟を燃やしていたが、まさに自らが体現してみせた。

その一端が、メーン球場のセルラースタジアムで行われたロングティーだった。三塁側からポンポンとサク越えを連発していたのだが、驚かせたのが飛距離だ。左翼後方にある高さ34メートルの防球ネットは上下3段階に仕切られているように映り、どんな長距離砲がフルスイングしても真ん中の2段目が精いっぱい。

ところが、岡本和の打球は推定飛距離150メートルとなる最上段にまで届き、白球の行方に興味津々だった坂本は「うおっ!」と声をあげてみたり「すげえ…(自分には)ムリやわ」と苦笑いするばかりだ。坂本の近くにいたスタッフらにも「和真のヤバイです」と吹聴するなど興奮を隠し切れない様子だった。背番号6にとっても、岡本和の存在は大きな刺激となりそうだ。

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