仕上がり上々の巨人・大竹 ブルペンで快投も「そんなにいいかあ?」

宮本コーチ(後方)が見守る中、グイグイ投げ込んだ巨人・大竹

巨人の大竹寛投手(37)が16日、ブルペン投球を行った。

沖縄2次キャンプ初日を迎えたこの日から、さっそくブルペン入りした右腕。原監督も見守る中、捕手・岸田を相手に計49球を軽快に投げ、状態の良さをアピールした。

今季でプロ20年目を迎えるチーム最年長投手は、仕上がりもばっちりだ。キレのある投球を見た指揮官はうなり声を上げ「今年は多くの投手陣を助けそうだな!」と絶賛。これには思わず照れ笑いを浮かべ、ぺこりと頭を下げていた。

大ベテランながら、謙虚な姿勢を忘れない。力のある直球でミットを鳴らすと、岸田からは「ナイスボール!」と称賛の声。それでも右腕は「そんなにいいかあ?」と〝おとぼけ気味〟に返し、和やかな雰囲気をつくり出した。

昨季前半は試合終盤の頼れるリリーフとして勝利に貢献も、シーズン後半は二軍で調整。今季は通年でフル回転し、ベテランの意地を見せる。

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