スーパークレイジー君 夜中に市職員に呼び出され辞職勧められる「圧力には負けません!」

ベンツに特攻服でド派手な選挙戦を展開したスーパークレイジー君。敵は少なくない

1月31日投開票の埼玉・戸田市議選で912票を獲得し、25番目(定数26)で当選した元銀座黒服でラッパーのスーパークレイジー君(西本誠=34)が17日、ツイッターを更新。市職員から真夜中の公園に呼び出され“辞職勧告”を受けたと明かした。

クレイジー君は「夜中に市役所職員に呼び出されて議員就任の前に辞職を遠回しにすすめられたこと」と衝撃事実をさらりと告白。「まだ名前は言いませんが。いろんな圧力には負けません」と宣言した。

ちなみに、呼び出されたのは市役所内ではなく、公園。しかも時間は真夜中だった。「テレビ朝日でテレビ取材だった為に東京からトンボ帰り。そこで言われたことは、貴方の当選無効を狙った人がいると。負けるだけの証拠が出せないならば、自分から辞職した方が貴方の株があがると言われ」(原文のまま)と辞職を勧められたという。

だが、クレイジー君にとって「当選無効を狙った異議申し立て」が当選後に起きることは、とっくに想定済みだった。知人に「罠だから行くな」と言われたが、男らしく正々堂々と公園に向かった。

荒れた十代の頃、暴走族で暴れ回り、少年院に3回入って計5年を過ごした。金髪に入れ墨、特攻服での選挙活動。経歴や外見こそ突飛だが、教育問題や少年法改正を目指して政治と向き合うにあたり、自分を飾らず正直に生きると腹を決めている。修羅場は何度も経験してきただけに、市政の闇でうごめく“黒い力”にも、一切ひるむことはない。

クレイジー君は「その方の名前を書くと悪いので」「その人を疑いなくなかったし」とつづり、親切に“忠告”した市職員をとがめるつもりはないようだ。

クレイジー君のマンションや市役所には連日、着払いで嫌がらせの小包が送られてくる。SNSではなりすましの詐欺アカウントが作成され、家族の名前がさらされる被害にも遭っている。

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