巨人・小林 捕手争い生き残りをかけて気迫のダイブ!好リード&強肩も披露

広島戦で気迫あふれる好捕を見せた小林

巨人・小林誠司捕手(31)が闘志あふれるプレーで復権アピールだ。

17日に行われた初の対外試合となる広島との練習試合(那覇)で、小林は「7番・捕手」として先発出場。まずリード面ではドラフト1位ルーキー・平内を3回無失点に導き、3回二死から四球で出塁した俊足の羽月の二盗を際どいタイミングながら強肩で阻止した。

そしてハイライトは5回だ。この日は風速10メートルほどの強風が吹き荒れ、フライを捕球するのも至難の業。そんななか、正隋が一塁ファウルゾーンに打ち上げた飛球を全力で追いかけ、ベンチ前で倒れこみながらどうにかキャッチ。ベンチ内からは拍手が起こり、ユニホームを泥だらけにした小林からさわやかな笑みがこぼれた。

一方、課題とする打撃では2打席で遊ゴロ、空振り三振に倒れ、バットでのアピールはならなかった。それでも、やはりディフェンス面はピカイチ。昨季は2度の骨折という不運に見舞われたが、今季はレギュラー争いを勝ち抜けるか。

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