巨人・小林がスガコバ復活へ決意!菅野は「何とかアピールしてください(笑い)」

小林(右)と菅野の「スガコババッテリー」復活はあるか

このままじゃ終われない。巨人・小林誠司捕手(31)が5日、菅野智之投手(31)とのコンビ復活に強い決意をのぞかせた。

1日から東京ドームで調整を行っていた主力組の「S班」は、この日に沖縄入り。6日から本格化する春季キャンプを前に、2人はチームを代表して平和祈念公園を慰問した。そこで小林が語ったのは、自身の復権にかける思いだった。

「今年は体も万全ですし、その中で相当な覚悟をもってやっていかなければなりません」。昨季はまさに踏んだり蹴ったりだった。開幕3戦目となった6月21日の阪神戦(東京ドーム)で死球を受け、左尺骨を骨折。9月中旬に戦列復帰するも打棒が低迷し、1か月後に登録抹消となった。すると今度は二軍戦のプレー中のアクシデントで右手人さし指を骨折…。2度の骨折でシーズンの大半を棒に振り、出場は自己ワーストの10試合にとどまった。

その小林不在の間には大城が主戦捕手に成長。長らく小林が務めてきた菅野の〝正妻〟の座も失い、「スガコバコンビ」を組めたのは開幕戦の1試合だけだった。危機感を募らせる小林は「自分の力でアピールして、またバッテリーが組めるように、チームの力になれるように頑張りたい」と力を込めた。

入団2年目からバッテリーを組んできたコンビには、菅野にも「特別な思いもあります」というが、こればっかりは感情論だけでは実現できない。最後に発した「何とかアピールしてください(笑い)」との上から目線のゲキは奮起を期待しているからこそだろう。

仲良しコンビの再結成なるのか。すべては小林の奮起にかかっている。

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