映画『あの頃。』キーパーソンを演じた名バイプレイヤー芹澤興人に注目! 場面写真解禁!

ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた、神聖かまってちゃんの元マネージャー・劔樹人による自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」(イースト・プレス刊)を映画化した『あの頃。』が、2月19日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

松坂桃李演じる主人公・劔の人生を大きく変えるきっかけを作る、本作のキーパーソンとも呼ぶべきキャラクター、ナカウチを演じた芹澤興人の場面写真が解禁された。

大学院受験に失敗し、好きなバンド活動もままならず、うだつの上がらない日々を過ごしていた主人公が、ある日松浦亜弥のMVを見て覚醒。次の瞬間には自転車をかっ飛ばし近くのCDショップへ向かうのだが、そこで出会うのが芹澤興人演じる店員のナカウチ。ハロー!プロジェクトのCDコーナーをまじまじと見つめる劔の様子を見て、「よかったらこれ…」とハロプロのイベント告知のチラシを渡すのだが、それは彼の人生を大きく変えるきっかけとなるー。

その後、ナカウチを含む個性豊かなオタク仲間たちと出会い遅く訪れた青春の日々を謳歌する劔だったが、数年後、先に大阪から上京しライブハウスで働いていたナカウチに誘われ一緒に働くことに。こうして劔は二度ナカウチによって転機を迎える。つまりそれは本作の物語を動かすキーパーソン的存在とも言える。今回解禁となった場面写真は、ナカウチが東京のライブハウスのスタッフを務める1枚と、劔らアイドルオタクの仲間たちで結成したバンド「恋愛研究会。」でハロプロの楽曲を熱唱する姿を収めた1枚。

ナカウチを演じたのは、名バイプレイヤーとして活躍する芹澤興人。2004年に清水崇監督の『稀人』で映画デビュー後、数々の映画、ドラマに出演。2009年には今泉力哉監督の『最低』で主演を務め、第10回TAMA NEW WAVE コンペティションベスト男優賞を受賞。本作と同じく今年公開となる今泉監督作『街の上で』にも出演するなど、その信頼関係は厚い。今泉監督は、今回の主要キャストとはほとんどが初めての現場だったといい、その中で芹澤の存在はとても心強かったと語る。

また、主人公・劔役の松坂桃李やオタク仲間を演じた仲野太賀は、ナカウチが劇中戸惑いながら放つ「えっ…」という一言を切り取っても、その微妙なニュアンスを含んだセリフ回しの巧みさに舌を巻いたと芹澤の繊細な演技を絶賛。また、3人で銭湯に入り言い争いが起こるシーンでは、おいしいところはすべて芹澤に持っていかれてしまったとも明かしている。ナカウチの役どころやそんな芹澤の名演技にも注目だ。

© 有限会社ルーフトップ